韓国風ウェディングフォトを国内で撮るときに知っておくこと

韓国風ウェディングフォトは、柔らかい光、力の抜けたポーズ、肌をきれいに見せるナチュラルなレタッチを特徴とする撮影スタイルです。かつては韓国に渡航して撮るものでしたが、現在は国内にも韓国風を専門に扱うスタジオが各地にあり、渡航せずに撮影できます。

「韓国風」は感覚的な言葉に聞こえますが、実際にはライティング・ポーズ・レタッチという3つの技術要素に分解できます。この3つをスタジオに具体的に伝えられるかどうかで、仕上がりの再現性が大きく変わります。雰囲気だけで頼むと「思っていた韓国風と違う」というすれ違いが起きやすいためです。

この記事では、韓国風の正体を3要素で整理したうえで、国内で韓国風を撮れるスタジオを実名で紹介し、発注のしかた、韓国渡航と国内撮影の比較、レタッチが濃すぎる失敗の回避までを解説します。料金は時期や店舗によって異なるため、具体的な金額は各スタジオの公式情報で確認してください。

韓国風の正体を3つの技術要素で分解する

韓国風と一口に言っても、人によってイメージする画は異なります。共通する要素を技術で整理すると、スタジオへの依頼が一気に明確になります。

第一に、ライティングです。韓国風は強いハイライトやくっきりした影を避け、白に近い柔らかい光で全体をふんわり包むのが特徴です。背景も白やグレー、淡いトーンでまとめ、被写体が浮き上がるように撮ります。「明るくて柔らかい光、影は薄め」と伝えるのが近道です。

第二に、ポーズです。正面でかっちり並ぶのではなく、視線を外す、横顔を見せる、自然に寄り添うといった抜け感のある構図が多用されます。作り込みすぎないのがコツで、「日常の延長のような自然な距離感」を共有しておくと方向性がそろいます。

第三に、レタッチです。韓国風は肌を均一に整え、輪郭をすっきり見せる加工を施しますが、加工の度合いはスタジオによって幅があります。ここを言葉で指定しないと、想定より濃い加工になりがちです。

韓国風を伝える3要素チェック

  1. ライティング

    白に近い柔らかい光、影は薄め、淡いトーンの背景。「ふんわり明るく」を具体的に共有する。

  2. ポーズ・構図

    視線外し・横顔・自然な距離感の抜け感ショット。作り込みすぎない方向性を伝える。

  3. レタッチ

    肌の均一化と輪郭補正。どこまで加工するかの濃淡を必ず言葉で指定する。

国内で韓国風が撮れるスタジオ

国内にも、韓国風を専門に扱うスタジオが各地にあります。ここでは公式サイトで現在の営業・予約受付が確認できたスタジオを地域別に紹介します。料金や撮影セット、キャンペーンは時期・店舗で変わるため、最新は必ず各スタジオの公式サイトで確認してください。

studio LUMINOUS(スタジオルミナス)は、お台場・銀座・渋谷・名古屋・大阪・天神・富山など全国に展開する大型スタジオです。日本人の体型に合わせて計算されたスタジオセットを多数備え、フラワーゲートなど韓国テイストの撮影シーンがあります。ドレスレンタル・ヘアメイク・レタッチ・アルバム制作まで含むプランが用意されています。

Studio Le Temps(ステュディオ ル タン)は大阪・北堀江のスタジオです。本場韓国のクオリティを国内で提供することを掲げ、約100着の韓国ブランドのドレス、韓国スタイルのヘアメイク、韓国水準のレタッチと韓国製アルバムをそろえています。

ブライダルフォトスタジオ リュクス(LUXE)は茨城・ひたちなか(ホテルクリスタルパレス内)のスタジオで、韓国の撮影・レタッチのノウハウをいち早く国内に持ち込んだ先駆けとして知られています。複数のシチュエーションを備え、ドレスやヘアメイクを変えながら多彩なパターンを撮影できます。

フォトスタジオ GAON(ガオン)は兵庫・姫路のスタジオです。韓国風のヘアメイク・撮影・レタッチを姫路で体験でき、納得いくまで対応するプレミアムレタッチを掲げています。

これらのほか、韓国に渡航して現地スタジオで撮影したい場合は、KOREAN PHOTO VACATION のように韓国撮影を専門に手配する会社もあります。福岡・京都・金沢・富山に相談サロンがあり、ソウル・プサン・チェジュでの撮影を日本語サポート付きで手配し、旅行とあわせて依頼できます。

スタジオへの発注のしかた(レタッチ濃度の指定)

韓国風で失敗が起きやすいのはレタッチの工程です。スタジオによって加工の標準的な濃さが違うため、何も言わないと自分の想像とずれた仕上がりになります。発注時に、肌・輪郭・空気感の3点について「どこまで加工してほしいか」を言葉で伝えてください。

肌については「ニキビや小じわは消してほしいが、肌の質感は残したい」のように、消すものと残すものを分けて伝えると伝わりやすくなります。輪郭は「自然な範囲で。大きく変えないでほしい」など、補正の上限を共有します。空気感は「全体的に明るく、白っぽく柔らかい雰囲気で」といった方向性を伝えます。

可能なら、理想に近い作例を保存して見せるのが最も確実です。言葉だけより、画像で「これくらいの加工感」を共有すると認識のずれが減ります。納品前にレタッチの確認・修正ができるか、修正は何回までかも契約時に聞いておくと安心です。

  1. 理想の作例を3枚ほど集める

    加工感・明るさ・色味の方向性が伝わる写真を保存し、打ち合わせで共有する。

  2. 肌・輪郭・空気感を分けて伝える

    「消すもの・残すもの」「補正の上限」「全体トーン」を言葉で具体的に指定する。

  3. 修正回数と確認タイミングを確認する

    納品前にレタッチ確認ができるか、修正は何回まで無料かを契約時に聞いておく。

韓国渡航と国内撮影の比較

韓国風は国内で十分に再現できますが、本場で撮りたい人もいます。渡航と国内のどちらが向くかは、費用・手間・スケジュールの優先順位で決まります。

韓国渡航は、現地の最新トレンドや本場のメイク・レタッチ技術を体験できるのが魅力ですが、撮影費に加えて渡航費・宿泊費・滞在日数がかかります。言語やデータ納品のやりとりに不安がある場合は、日本語サポートのある手配会社を通すと安心です。

国内撮影は、移動の負担が小さく、打ち合わせや試着、レタッチの相談を日本語で完結できるのが強みです。費用も渡航費が不要な分だけ読みやすくなります。「韓国の雰囲気を手間なく撮りたい」なら国内、「旅行も兼ねて本場で」なら渡航、というのが分けやすい目安です。

韓国渡航と国内撮影の比較

韓国渡航

費用

撮影費+渡航・宿泊費

所要日数

数日(旅行込み)

打ち合わせ・相談

手配会社経由が安心

本場の技術・トレンド

体験しやすい

旅行との両立

国内撮影

費用

撮影費のみ(渡航費不要)

所要日数

半日〜1日

打ち合わせ・相談

日本語で直接完結

本場の技術・トレンド

スタジオにより差

旅行との両立

一般的な傾向の目安です。料金・条件は各社の公式情報で確認してください。

「レタッチ濃すぎ」を回避するには

韓国風で後悔しやすいのが、加工が強すぎて「自分に見えない」仕上がりになることです。SNSで見る韓国風の作例は加工が前提のものも多く、それをそのまま頼むと、本人らしさが消えてしまうことがあります。

回避の基本は、前のセクションで触れたとおり「消すもの・残すもの」を分けて伝えることです。とくに肌の質感やほくろ、輪郭は、消しすぎると別人になります。「ナチュラルに」という言葉は人によって幅があるため、作例で具体的に共有するのが確実です。

写真は年賀状や結婚報告、両親へのアルバムなど長く使うものです。流行の加工感に寄せすぎると、数年後に見返したときに古く感じることもあります。流行を取り入れつつ、自分たちらしさが残る濃さに落ち着かせるのがおすすめです。

撮影スタイルそのものをもっと広く検討したい人はおしゃれなウェディングフォトのアイデア集を、ドレス選びの制約や費用はフォトウェディングのドレス選びをあわせて参考にしてください。フォトウェディング全体の流れはフォトウェディングとはで解説しています。

よくある質問

出典

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