結論:「いらない」は約3割。ただし約2割が後悔している

「婚約指輪はいらない」——そう言われて戸惑っている人も、自分でそう思っているけれど本当にそれでいいのか迷っている人も、まず知っておきたい数字があります。実際に用意しなかったカップルは約3割。決して珍しい選択ではありません。理由の上位は「もったいない」(約37%)、「普段着けない」(約22%)、「必要性を感じない」(約19%)で、実用性やお金の使い道を大切にする声が中心です。

ただ、用意しなかった人の約2割が後悔しているという数字もあります。婚約指輪は身につける機会こそ限られますが、贈った・贈られたという事実そのものに意味があり、後から贈り直しても同じ気持ちはなかなか戻ってきません。

金額の見当もつけておきましょう。婚約指輪の平均購入額は約39万円前後で、いちばん多いのは20万〜40万円台です。より詳しい価格帯は婚約指輪の相場で確認できます。この記事では、いらないと考える理由、その言葉の裏にある本音、言われた側の受け止め方、そして指輪以外の贈り方までを順に見ていきます。

「いらない」と考える人の理由データ

まずは、実際に用意しなかった人が挙げた理由から見ていきましょう。上位に並んだのは、実用性とお金にまつわる声でした。

  1. もったいない・お金の使い道を優先(約37%)

    最も多い理由がこれです。数十万円を指輪に使うより、結婚式や新生活、旅行に回したいという声。約39万円前後という平均額の重さが背景にあります。

  2. 普段着けない(約22%)

    仕事柄アクセサリーを外す、家事や育児で傷が気になるなど、日常で身につける機会が少ないという理由です。

  3. 必要性を感じない(約19%)

    結婚指輪があれば十分で、形式にはこだわらない。ふたりが納得しているなら、無理に用意しなくてもかまいません。

  4. 結婚指輪だけで十分

    毎日着ける結婚指輪に予算を寄せ、婚約指輪は省くという考え方。ペアで約30万円前後が目安とされる結婚指輪に集中する形です。

  5. 別の記念品にしたい

    指輪の代わりに時計やジュエリー、旅行など、二人の希望に合った記念を残したいという声。後半で代替案として詳しく取り上げます。

並んだ理由をよく見ると、「いらない」の多くは指輪そのものを嫌っているわけではありません。限られた予算をどこに使うか——多くはその判断です。

最近の傾向:「いらない」は遠慮のことも多い

口にした「いらない」が、そのまま本心とは限りません。知恵袋やSNSには、「いらないと言ったのは、相手のお金の負担を気づかった遠慮だった」「本当は欲しかったけれど、言い出せなかった」という声が数多く並びます。費用を心配して先回りで断る、断ったあとに友人の話を聞いて気持ちが揺れる——もし心当たりがあるなら、あなただけではありません。

実際、婚約指輪を「もらった側」からは「相手の気持ちがうれしかった」「本気度が伝わった」という声が目立ちます。いざもらってみれば喜ぶ人は、思っているより多いのです。式の準備を進めるうちに、友人の指輪を見て気持ちが揺れた、という声も珍しくありません。

遠慮が生まれやすいのは、婚約指輪が二人だけの話ではなく、相手の家計や将来にも関わる高い買い物だからです。相手に無理をさせたくない——その気持ちが強いほど、本音より先に「いらない」が口をついて出ます。だから、言った側も言われた側も、その一言を額面どおりに受け取らないほうがいい。その言葉の裏に、費用への遠慮が隠れていないか。そこを確かめることが、後悔を減らす第一歩になります。

「いらない」と言われた側はどうするか

「いらないよ」と言われて、そのまま省いていいのか迷っているなら、確かめたいのは言葉そのものではなく、その奥の気持ちです。

贈る・贈らないは、ひとりで抱え込まず、ふたりで決めてください。ここで効いてくるのがタイミングです。婚約指輪は「婚約の記念」という意味を持つぶん、後から贈っても同じ気持ちはなかなか戻りません。式の直前や入籍後に慌てて用意するより、婚約の段階でふたりが納得して決めておくほうが、あとに後悔を残さずに済みます。婚約は結婚に向けた最初の意思表示でもあります。婚約報告や両家の顔合わせといったこの先の段取りとあわせて考えると、温度感がつかみやすくなります。

代替案:指輪でなくても「形に残るもの」を贈る

指輪にこだわらなくても、記念を残す方法はいくつもあります。「もったいない」「普段着けない」という理由をカバーしつつ、贈った事実を残せる代表的な選択肢を比べてみます。

項目

腕時計

指輪以外の宝飾

記念の旅行

新生活の資金

形に残るか

残る

残る

写真・思い出として残る

残らない

日常で使いやすいか

使いやすい

モデルによる

予算の合わせやすさ

幅広い

幅広い

調整しやすい

調整しやすい

向いている人

実用を重視する人

指輪以外の宝飾が好きな人

形より体験を大切にする人

これからの出費に備えたい人

代替案を選ぶときのコツは、「いらない」と言われた理由にそのまま応えることです。「普段着けない」が理由なら、毎日使える腕時計。「もったいない」が理由なら、旅行や新生活の資金のように使い道がはっきりしたもの。予算は婚約指輪の平均(約39万円前後)を上限の目安にして、無理のない範囲で決めれば十分です。なお時計やジュエリーの価格は品目・モデル・時期で大きく動くので、最新の価格は各ブランドの公式サイトで確認してください。形に残らない資金を選ぶときも、メッセージや小さな記念の品を添えれば、贈った気持ちはちゃんと残ります。

よくある質問

出典

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