まず結論:夫婦は一人分の倍を基準に、奇数へ整える

夫婦そろって結婚式に参列するときのご祝儀は、一人分の倍を基準にしつつ、割り切れない奇数の金額へ整えるのが基本です。友人夫婦なら3万円×2=6万円ではなく、縁起を考えて5万円または7万円に寄せる人が多くなっています。親族の夫婦はさらに上がり、兄弟姉妹やおじ・おば夫婦なら7〜10万円が目安帯です。

ポイントは「ふたり分をひとつのご祝儀袋にまとめて包む」こと。夫婦それぞれが別々に包むのではなく、連名で1つにまとめます。金額・包み方・連名の書き方さえ押さえれば、夫婦での参列も難しくありません。

関係別・夫婦で出席するときのご祝儀相場

夫婦で出席する場合の目安を関係別にまとめました。一人分の相場を倍にし、奇数へ整えた金額です。

夫婦で参列するときのご祝儀の目安

項目

相場の目安

考え方・ポイント

友人・同僚の夫婦

5〜7万円

一人3万円×2を奇数へ。5万円が定番で、関係が深ければ7万円

上司・恩師の夫婦

7万円前後

目上の立場として友人より厚めに。関係の深さや年代差で前後します

いとこの夫婦

5〜7万円

関係の深さで前後。自分が年上なら7万円

兄弟姉妹・おじおばの夫婦

7〜10万円

近い親族として最も高め。年代が上がるほど10万円も

2026年6月時点。各社の相場資料をもとに作成。地域や親族間のルールで変動します。

なぜ6万円を避けるかというと、割り切れる偶数は「別れる」を連想させ、祝い事では避けられてきたためです。どうしても倍の金額に近づけたい場合は、5万円(1万円札5枚)や7万円に整えるか、5万円+記念品を贈る形にすると角が立ちません。関係別の一人分の相場はご祝儀の相場ガイドで確認できます。

ご祝儀袋・中袋の連名の書き方(手順)

夫婦で1つのご祝儀袋にまとめるときの書き方を、順番に確認しましょう。

  1. 表書きの中央に夫のフルネームを書く

    水引の下、中央に夫の姓名をフルネームで書きます。濃い黒の筆ペンや毛筆を使い、楷書で丁寧に。

  2. その左に妻の名前(名字なし)を添える

    夫のフルネームの左隣に、妻の下の名前だけを並べて書きます。夫婦連名であることが一目で伝わる形です。

  3. 中袋の表に金額を旧字体で書く

    中袋の表中央に「金伍萬円」「金七萬円」のように旧字体(大字)で金額を記入します。5万円なら「伍萬円」、7万円なら「七萬円」です。

  4. 中袋の裏に代表者の住所・氏名を書く

    中袋の裏に、代表者である夫の住所と氏名を書きます。妻の名前は表書きで連名にしているため、中袋は代表者のみで問題ありません。

  5. 新札を入れ、袱紗に包んで持参する

    お札は新札を用意し、肖像が表・上向きになるよう揃えて入れます。ご祝儀袋は暖色系の袱紗に包んで持参し、受付で取り出して渡します。

よくある質問

夫婦で6万円を包むのはダメですか?
6万円は割り切れる偶数で「別れ」を連想させるため、慣習的には避けられます。5万円(1万円札5枚)または7万円に整えるのが一般的です。どうしても6万円相当を贈りたい場合は、5万円+記念品といった形にすると縁起の面でも収まりがよくなります。
夫婦どちらかだけが新郎新婦の知人の場合も連名にしますか?
はい、夫婦で出席する場合は基本的に連名で1つにまとめます。表書きは知人である側を代表者として中央に書き、配偶者の名前を左に添えます。金額は夫婦2人分として整えます。
中袋に金額を書くとき、5万円は「五万円」でいいですか?
正式には旧字体(大字)で「金伍萬円」と書きます。改ざんを防ぐ意味があり、5は「伍」、万は「萬」を使います。最近は「金五万円」と書いても失礼にはあたりませんが、迷ったら旧字体が無難です。

新札の準備や当日の受付を省きたいときは

夫婦分のご祝儀は金額が大きく、新札の用意や当日の持ち運びにも気をつかいます。近年は招待状の出欠回答とあわせて、ご祝儀を事前にオンラインで渡せる仕組みも広がっています。新札を準備する必要がなく、当日に祝儀袋を持ち歩く負担もありません。渡し方はオンラインご祝儀の始め方で解説しています。

出典

  1. [1]