授かり婚の結婚式は「産前・産後・挙げない」の3択。体調最優先で選ぶ
授かり婚で「結婚式はどうしよう」と迷うのは、とても自然なことです。選択肢は大きく分けて、安定期に産前に挙げる、子どもが少し大きくなってから産後に挙げる、そして式は挙げず後日フォトウェディングなどで形に残す——の3つ。何より大切なのは妊婦さんの体調で、その上でふたりの希望と周囲の状況をふまえて選びます。
時期の目安として、産前に挙げるなら、つわりが落ち着いて流産のリスクも下がる安定期(妊娠5〜7ヶ月頃)が一般的です。産後に挙げるなら、ママの体が回復し子どもの生活リズムも整ってくる生後半年〜1歳頃を選ぶカップルが多くいます。いずれの場合も、何よりも妊婦さんの体調を最優先に進めることが大前提です。
WedLink編集部としては、つわりや体調の不安が大きい・お腹がすでに大きい・体調の波が読みにくいといった場合は、無理に産前に挙げず、産後の落ち着いてからの少人数婚・1.5次会や、フォトウェディング・後日の挙式を勧めます。一方、安定期で体調がよく本人が産前に挙げたいと望むなら、マタニティウェディングも十分に現実的な選択肢です。授かり婚だからといって結婚式を諦める必要も、急いで決める必要もありません。この記事では3つの選択肢それぞれのメリットと注意点、時期の決め方、親や周囲への伝え方を順番に整理します。両家への挨拶の流れは結婚挨拶と両家顔合わせの流れ・マナーもあわせて確認してください。
まず「挙げる・挙げない・後日」を考える
結婚式をどうするかは、無理に一つに絞らず、選択肢を並べて比べると気持ちが整理しやすくなります。それぞれに良さと注意点があります。
授かり婚の結婚式 3つの選択肢
項目 | 産前に挙げる | 産後に挙げる | 挙げない・後日 |
|---|---|---|---|
時期の目安 | 安定期(妊娠5〜7ヶ月) | 生後半年〜1歳頃 | 落ち着いてから随時 |
体調の負担 | 妊娠中で要配慮 | 産後の回復・育児と両立 | 負担が少ない |
ドレスの選択肢 | お腹に合う形に限られる | 比較的自由に選べる | 自由に選べる |
子どもとの演出 | お腹の赤ちゃんと | 3人で参加できる | フォト等で残せる |
向いている人 | 早く区切りをつけたい | 体調を最優先したい | 式より生活を優先したい |
体調最優先が大前提。体調不安が大きいなら産後や後日、安定期で体調がよく本人が望むなら産前、と考えると選びやすくなります。
産前に挙げる場合の時期と注意点
産前に挙げるメリットは、産後の育児が始まる前に区切りをつけられること、妊娠を報告する機会を作れることなどです。時期はつわりが落ち着き、お腹もまだそれほど大きくない安定期(妊娠5〜7ヶ月頃)が目安。妊娠後期に入るとお腹が大きくなり体への負担も増すため、早めの時期に設定するのが安心です。
妊娠の経過と結婚式の関係を、週数の目安で整理しておきます。
妊娠週数別・結婚式の時期の目安
項目 | 妊娠初期(〜4ヶ月) | 安定期(5〜7ヶ月) | 妊娠後期(8ヶ月〜) |
|---|---|---|---|
体調の傾向 | つわりが出やすく波がある | 比較的安定しやすい | お腹が大きく負担が増す |
結婚式 | 挙式は避け、準備・式場探しの期間に | 挙式のベストタイミング | 挙式は避けるのが無難。産後へ |
ドレス | 試着はまだ早い(体型が変わる) | マタニティ対応ドレスで対応しやすい | サイズ・体勢ともに制約が大きい |
あくまで一般的な目安。経過には個人差があるため、時期の判断は必ず医師に相談してください。
産前ウェディングの段取り
安定期に式の日取りを設定する
つわりが落ち着き流産リスクも下がる妊娠5〜7ヶ月頃を目安に。妊娠後期は避け、余裕をもった日取りにします。
マタニティ対応の式場・ドレスを確認する
お腹を締めつけないドレスや、マタニティ専用インナーが用意できるか、式場に相談します。お腹に合うAライン・プリンセスラインが選びやすいです。
当日の進行を短めに組む
妊婦が無理なく動けるのは支度を含めて数時間が目安。プログラムを詰め込みすぎず、休憩や控室を確保しておきます。
体調変化に備えて柔軟に
直前に体調が変わることもあります。延期や内容変更の相談がしやすい式場・プランを選んでおくと安心です。
ドレスは、お腹を締め付けないエンパイアラインやAラインが選びやすく、マタニティ専用のウェディングドレスも増えています。体型の変化に備えて、試着やサイズの最終調整は式の直前にできるドレスショップ・式場を選ぶと安心です。実際のマタニティウェディングの様子はInstagramでも見られます。
妊娠7ヶ月が結婚式のベストタイミングといわれる理由(@jadee_dress)
Instagramで見る体型の変化に寄り添うマタニティ専用ウェディングドレス(@jadee_dress)
Instagramで見る産後に挙げる場合の時期と注意点
産後に挙げるメリットは、妊娠中の体調を気にせず準備できること、ドレスの選択肢が広がること、生まれた子どもと3人で式に参加できることです。時期は、ママの体が回復し子どもの生活リズムも整ってくる生後半年〜1歳頃が一つの目安。一方で、慣れない育児と式の準備が重なるため、両家や周囲のサポートを得ながら進めるのがポイントです。
時期は生後半年〜1歳頃が目安
授乳や離乳食の状況が落ち着き、預け先も確保しやすくなる頃。1歳前後の記念に合わせて挙げるカップルもいます。
子どもの預け先・参加の仕方を決める
式に子どもを連れて参加するか、祖父母に預けるかを早めに相談。子ども連れ歓迎の式場や、控室・授乳スペースの有無も確認します。
育児と準備の両立に協力者を
産後は時間も体力も限られます。準備を分担できるよう、パートナーや両家と役割を決めておくと負担が偏りません。
3人での演出を取り入れる
ケーキカットやファーストバイトを家族3人で行うなど、産後ならではの演出を楽しめます。
費用とマタニティプラン・キャンセル規定
授かり婚の結婚式では、お金まわりで押さえるポイントが3つあります。
マタニティプランのある式場を選ぶ
短い準備期間(2〜3ヶ月、最短1ヶ月程度)に対応した進行、マタニティドレスの用意、当日の休憩・控室の配慮などがセットになったプランです。通常プランより準備の負担を抑えられます。
出産・育児費用とのバランスを考える
これから出産・育児の出費が続くため、式の予算は無理のない範囲に。少人数婚や食事会、フォトウェディングなら費用を大きく抑えられます。
キャンセル・延期の規定を必ず確認する
妊娠中は直前の体調変化がありえます。延期時の費用や対応を契約前に確認し、必要に応じてキャンセル料を補償するブライダル保険も検討しておくと安心です。
入籍はいつする?結婚式との順番
授かり婚では、結婚式より先に入籍を済ませるのが一般的です。出産前に入籍しておくと、出生届や子どもの戸籍・健康保険などの手続きがシンプルになるためです。多くのカップルは、妊娠がわかって両家への挨拶を済ませたあと、体調が落ち着いたタイミングで入籍し、結婚式はその後の安定期や産後に行っています。
順番の目安は「妊娠の報告と両家への挨拶 → 入籍 → 結婚式(産前または産後)」です。式を挙げない・後日にする場合も、入籍だけは出産前に済ませておくと手続き面で迷いません。
親や周囲への伝え方
授かり婚で意外と気をつかうのが、親や周囲への伝え方です。妊娠と結婚を同時に報告することになるため、順番と伝え方を整えておくと、両家に祝福されやすくなります。
報告は妊娠がわかったら早めに、まずはお互いの親へ。このとき「妊娠したから結婚する」ではなく、「もともと結婚を考えていた」という意思も一緒に伝えると、誠実さが伝わり安心してもらえます。結婚挨拶の順番は、女性側(妊娠している側)の親へ先に伺うカップルが多く、その後に男性側の親へ伺うのが一つの目安です。ただし両家の都合や状況によって変わるため、事前にふたりで相談して決めましょう。職場へは両親への挨拶が済んでから早めに、友人へは安定期以降に伝えるカップルが多くいます。
万一、親に結婚を心配されたり反対されたりした場合の進め方は結婚を親に反対されたときの伝え方に、両家への挨拶と顔合わせの段取りは結婚挨拶と両家顔合わせの流れ・マナーにまとめています。
