まず結論:再婚のお祝いも基本は初婚と同額、「半額」は決まりではない

再婚する人へのお祝い金額は、基本的に初婚と同じです。友人なら3万円を起点に、新郎新婦との関係で金額が決まると考えれば問題ありません。初婚でも再婚でも、お祝いの気持ちに差はないというのが基本の考え方です。

よく「再婚は半額でよい」と耳にしますが、これは決まりごとではなく俗説に近いものです。金額を半分にすると、相手が同じ感覚とは限らず、「気持ちも半分」と受け取られてしまうおそれがあります。結婚の回数で機械的に金額を決めるのではなく、相手との関係に応じて初婚と同じ基準で考えるのが無難です。

ただし、再婚では式の形が初婚と変わることも多く、辞退されるケースや会費制のパーティーになるケースもあります。この記事では、立場別の相場を確認したうえで、「半額」という俗説の扱い、どちらかが初婚の場合、辞退・式なしの対応、のし・渡し方まで整理します。お祝い全般の考え方は結婚祝いの相場、式なしの相手への金額は式を挙げない人への結婚祝いもあわせてご覧ください。

立場別・再婚のお祝い相場

再婚であっても、金額は初婚と同じく新郎新婦との関係で決まります。下の表を起点に、自分の立場に近いところを確認してください。

再婚のお祝い金額の目安(初婚と同じ・1人で出席)

相場の目安

友人・知人

3万円

上司・部下・職場関係

3〜5万円

兄・姉

3〜10万円

弟・妹・甥姪・いとこ

3〜5万円

おじ・おば

5〜10万円

考え方・ポイント

友人・知人

初婚と同じ基準。最も標準的な金額

上司・部下・職場関係

立場や年代で前後。目上なら多め

兄・姉

近い親族として高めになりやすい

弟・妹・甥姪・いとこ

関係の近さで前後する

おじ・おば

年長の親族として多めに包む

2026年6月時点。各社の相場資料をもとに作成。初婚・再婚で金額は変わりません。地域・関係性で変動します。

このとおり、立場別の金額は初婚のご祝儀相場とまったく同じです。再婚だからといって特別に減らす理由はなく、関係性に応じた相場で考えるのが基本になります。関係性別のさらに詳しい金額はご祝儀の相場ガイドで解説しています。

「再婚は半額」は本当か(両論併記)

「再婚のお祝いは半額でよい」という話は広く知られていますが、これをそのまま実践するのは慎重に考えたほうがよい、というのが専門家や私たち編集部の見方です。

たしかに、再婚で式の規模が小さい、内輪で済ませるといった場合に、結果として金額が控えめになることはあります。一方で、「半分が良い」とあらかじめ決めて金額を半額にするのは勧められません。理由は、相手が同じ考えとは限らず、お祝いの気持ちまで半分になったと受け取られかねないためです。金額の多寡は、結婚の回数ではなく相手との関係や式の形で自然に決まるもの、と捉えるのが無難です。

近年は「回数で決めつけない」という考え方も広がっています。再婚かどうかを意識して金額を操作するより、初婚と同じく相手との関係に応じて包むほうが、気持ちが素直に伝わります。式を挙げない再婚の場合は、無理に3万円を包まず、5,000円程度のギフト券や品物でお祝いの気持ちを示す形も選択肢になります。

どちらかが初婚の場合

再婚同士ではなく、新郎新婦のどちらか一方が初婚というケースもあります。この場合の金額の考え方も、基本はシンプルです。

どちらかが初婚であれば、通常の相場どおりに包んで問題ありません。初婚の側にとっては人生で一度きりの結婚であり、再婚の側を理由に金額を下げると、初婚のパートナーへの配慮を欠くことにもなります。迷ったら立場別の相場どおり、友人なら3万円を起点に考えれば失礼になりません。

二人にとって新しい門出であることに変わりはないため、回数の組み合わせを気にしすぎず、いつもどおりの相場でお祝いするのが、結果的にいちばん角の立たない選び方です。

辞退された場合・式なしの場合

再婚では「お祝いは気持ちだけで」と辞退されることもあります。式を挙げず会費制のパーティーや報告のみで済ませるケースも珍しくありません。状況に応じた対応を整理します。

  1. お祝いを辞退されたら、当日ではなく後日プレゼントを

    はっきり辞退の意向を示された場合は、その気持ちを尊重します。どうしてもお祝いしたいときは、当日にご祝儀を渡すのではなく、後日ささやかなプレゼントを贈る形にすると、相手に気をつかわせずに気持ちを伝えられます。

  2. 直接報告を受けた相手には5,000円以内が目安

    式や披露の場がなく、直接「再婚しました」と報告を受けた程度の関係であれば、5,000円以内のお祝いやプレゼントでも十分です。高額にすると、かえってお返しの負担をかけてしまいます。

  3. 会費制のパーティーは案内された会費で

    再婚では会費制(5,000〜10,000円程度)のパーティーで祝う形も多く見られます。この場合は案内された会費を支払えば、原則として別途ご祝儀を用意する必要はありません。

会費制の結婚式・パーティーの仕組みや当日の流れは会費制結婚式のガイドで詳しく解説しています。式を挙げない相手への現金・品物の選び方は式を挙げない人への結婚祝いも参考になります。

のし・渡し方

再婚のお祝いでも、のし(熨斗)と水引のマナーは初婚と同じです。押さえておきましょう。

渡すタイミングは、式に出席するなら当日の受付で、式がない場合は報告を受けてから1ヶ月以内を目安に手渡しか現金書留で贈ります。遠方で会えない場合も、お祝いのメッセージを一筆添えると気持ちが伝わります。

よくある質問

お祝いをオンラインで受け取る・渡す方法も

再婚では、式の形が初婚と変わることも多く、お祝いを渡す側も受け取る側も「どう扱えばいいか」で迷いがちです。会費制のパーティーや、式を挙げず報告のみで済ませるケースでは、現金のやり取りそのものを簡素にしたい場面もあります。近年は、お祝いや会費を事前にオンラインで渡せる仕組みが広がっています。

WedLinkのWeb招待状・結婚報告ページなら、出欠の回答と同じ画面で、お祝い(ご祝儀・会費)を事前にオンライン決済で受け渡しできます。会費制のパーティーなら会費を事前に集金でき、当日の受付で現金をやり取りする手間がありません。贈る側は新札やのし袋を準備する必要がなく、URLから金額を入力して決済するだけ。受け取る側もStripe経由で自分の口座に受け取れます。支払い手段はクレジットカード・Apple Pay・Google Pay・コンビニ払い・銀行振込の5種類で、アプリ不要。手数料は一律3.05%でゲスト負担、出金は無料です。

まとめ

再婚のお祝い金額は、基本的に初婚と同じです。友人3万円を起点に、上司・部下3〜5万円、兄姉3〜10万円、弟妹・甥姪・いとこ3〜5万円、おじおば5〜10万円という立場別の相場で考えれば失礼になりません。

「再婚は半額」という話は決まりではなく、金額を機械的に半分にすると気持ちまで半分と受け取られかねないため、一律には勧められません。どちらかが初婚なら通常相場で、辞退されたら後日プレゼント、式なしや会費制なら案内された会費やギフト券でお祝いします。のしは結び切り、表書きは「寿」「御祝」と初婚と共通です。最近はお祝いや会費をオンラインで受け渡しする方法も選べるようになっています。

出典

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