「無料」でも課金ポイントはサービスで違う。見るべきは4点

Web招待状は多くのサービスで「無料」と表示されますが、その範囲はサービスごとに違います。招待状の作成・出欠回答の集計といった基本機能は無料で使えることが多い一方、選ぶデザインの一部が有料だったり、招待できる人数や作成数に上限があったり、ご祝儀・会費のオンライン決済を使うと手数料がかかったりと、「無料」の外側に課金ポイントが隠れていることがあります。

そこで本記事では、サービス名のランキングではなく、無料Web招待状を見極めるための基準を解説します。見るべきは大きく4点です。(1)招待状の作成そのものに料金がかかるか(作成料・テンプレの一部有料)、(2)招待人数や作成数・機能の上限、(3)ご祝儀や会費を集めるときのオンライン決済手数料(誰が負担か・率はいくらか)、(4)集めた出欠データ・名簿をどこまで扱えるか。この4点を各サービスの公式情報で確認すれば、「使い進めたら有料だった」という取りこぼしを防げます。費用全体の節約はWeb招待状で費用を節約するコツ、相場感は招待状の費用相場もあわせてご覧ください。

「無料」の正体と、課金が発生しやすいポイント

多くのWeb招待状が無料で使えるのは、運営会社が広告収益や結婚式場との提携、有料オプションなど、招待状の利用料以外で運営費をまかなっているためです。つまり「無料」は本当ですが、利用者が支払う可能性があるのは主に「特定の機能・デザイン」と「決済手数料」に集約されます。次のチェックリストの項目を、申し込み前に公式サイトで確認しておきましょう。

  1. 作成料・基本利用料

    招待状の作成・送付・出欠回答の集計が無料か。無料でも「お試し用」しか作れず、実際に送る招待状は有料というスタータープラン型のサービスもあるため、本番の招待状まで無料かを確認します。

  2. テンプレートの一部が有料

    無料テンプレートに加えて有料テンプレートを用意しているサービスがあります。気に入ったデザインが無料の範囲内か、アニメーション付きなど特定デザインが有料オプションでないかを確認します。

  3. 招待人数・作成数の上限

    無料で登録できる招待客が数名までだったり、送り分け用に2種類目を作ると有料だったりするケースがあります。招待予定の人数と、新郎側・新婦側など作りたい招待状の種類数が上限内かを確認します。

  4. 独自URLの設定・広告の非表示

    独自のURL(ドメイン)設定や、画面内の広告・サービスロゴの非表示が有料オプションになっている場合があります。招待状の見え方にこだわるなら、無料の範囲でどこまで調整できるかを確認します。

  5. 出欠管理・アンケート機能

    出欠の自動集計やアレルギー・食事制限のアンケート、締切設定などが無料か。基本機能に見える項目が有料オプション側に入っていないかを確認します。

  6. ご祝儀・会費のオンライン決済手数料

    事前決済機能を使うと、決済額の数%(おおむね3〜5%程度)の手数料がかかるのが一般的です。手数料を誰が負担するか、振込手数料が別途かかるかまで含めて確認します。

  7. 名簿・出欠データの扱い

    集めた出欠データを一覧で確認・書き出しできるか、写真共有アルバムの無料容量はどれくらいか。あとから「データを取り出せない」「容量が足りない」とならないよう、無料の範囲を確認します。

これらのうち、ほとんどのサービスで共通して「無料の外側」になりやすいのが、ご祝儀・会費のオンライン決済手数料です。招待状作成・出欠管理は無料でも、お金を集める段階で初めて費用が発生するため、ここを見落とすと「思っていたより手元に残らない」ということが起きます。

無料サービスを選ぶときのチェック観点

サービスを横並びにする前に、項目ごとに「どこまでが無料で、どこから有料・手数料になりやすいか」の境界を押さえておくと、各社の公式情報を読み解きやすくなります。下表はサービス名の対比ではなく、無料の範囲と課金になりやすい形を項目別に整理した早見表です。

無料の範囲と、課金になりやすい境界

無料で使えることが多い

招待状の作成・送付

基本デザインで作成し、URLで送付する

デザイン・テンプレート

標準テンプレートの利用

招待人数・作成数

一定人数まで・招待状1種類の作成

出欠管理・締切設定

出欠の自動集計・締切の表示

独自URL・広告の非表示

サービス標準のURL・表示のまま使う

ご祝儀・会費の集金

集金機能を使わなければ無料

名簿・写真アルバム

出欠の一覧確認、無料容量内の写真共有

有料・手数料になりやすい

招待状の作成・送付

「お試し用」しか無料でなく、本番の送付が有料のプラン

デザイン・テンプレート

一部の凝ったデザインやアニメーションが有料

招待人数・作成数

人数上限の超過、送り分け用の2種類目以降

出欠管理・締切設定

アンケートや一部の管理機能がオプション扱いのことも

独自URL・広告の非表示

独自ドメインや広告・ロゴの非表示はオプション

ご祝儀・会費の集金

事前決済を使うと決済額の数%(+振込手数料)

名簿・写真アルバム

無料容量を超える保存、データ書き出しの制限

一般的な傾向で、無料の範囲はサービスごとに異なります。サービス名のランキングではなく、各サービスの公式情報を確認するための早見表として使ってください。

この早見表で公式サイトを確認すると、各社が「どこを無料にして、どこで収益を得ているか」が見えてきます。特にご祝儀・会費の決済手数料は、率も負担者も入金タイミングもサービスごとに差があるため、次の章で実額のイメージとあわせて詳しく見ていきます。

決済手数料の考え方(無料でも集金で差が出る)

招待状の作成が無料でも、ご祝儀や会費をオンラインで集める「事前決済」を使うと、決済額に応じた手数料がかかります。料率はおおむね3〜5%程度で、これに加えて振込手数料(数百円程度)が別途かかるサービスもあります。同じ「無料Web招待状」でも、ここで実際に手元に残る金額が変わります。

もう一つ重要なのが「手数料を誰が負担するか」です。負担モデルは大きく分けて3つあります。手数料が参列者の支払額に上乗せされる参列者上乗せモデル(主催者の受取は集金額の100%)、集めたご祝儀から手数料が差し引かれる主催者差引モデル、主催者が参列者・カップル・主催者などから負担者を選べる選択可能モデルです。たとえば3万円のご祝儀に3%の手数料がかかる場合、参列者上乗せなら参列者が30,900円を支払って主催者は3万円を受け取り、主催者差引なら参列者は3万円を支払って主催者の受取は約29,100円になります。どちらが向くかは「主催者の予算余裕」と「参列者への案内のしやすさ」で判断します。なお、現金で当日手渡しにすればオンライン決済の手数料はかからないため、事前決済を使うかどうかも含めて検討するとよいでしょう。集金の始め方はオンラインご祝儀の始め方ガイドも参考になります。

主要サービスの料率は公式情報で確認できます。PIARYは決済金額の3%+振込手数料660円、ブラプラとFavoriは3.1%(Favoriは負担者を選択可)、Weddingdayは決済方法により料率が異なり、楽々WEB招待状は招待状1つにつき一律3,500円という固定型です(各社の最新条件は記事末尾の出典を参照)。率型と固定型では、集める総額が大きいほど固定型が有利になる場合もあるため、想定するご祝儀・会費の総額で試算しておくと選びやすくなります。

よくある質問

出典

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