結論:食事会は「もてなし」と「平等」で考える

フォトウェディングに食事会を組み合わせる人は増えています。近年の調査では、結婚を機とした食事会(全結婚者ベース)の実施率は33%台に達しており、写真だけで終わらせず、家族や親しい人と食事の席を持つことで、お披露目と報告のけじめがつきます。

費用の目安は10名で30万円前後、料理は1人あたり1〜2万円、引き出物は不要というのが通例です(お土産を用意するかは任意)。式ほど身構える必要はありませんが、押さえるべきは「もてなしの質を落とさないこと」と「身内のあいだで不公平を作らないこと」の2点です。

この記事では、開催パターン、費用、招待と出欠確認の実務、会費制かご祝儀制かの判断、そして当日の進行モデルまでを順番に解説します。家族の呼び方は家族を呼ぶガイド、ご祝儀の扱いはご祝儀ガイド、後悔しない進め方は後悔ガイドも参考にしてください。

開催の3パターン

フォトウェディングと食事会の組み合わせには、大きく3つのパターンがあります。会食を伴うフォトウェディング、いわゆる「フォト会食」と呼ばれることもありますが、ここでは段取りの違いで整理します。

フォトウェディング+食事会の3パターン

同日開催

流れ

撮影後に同じ日に食事会

向く人

遠方ゲストが多い

当日の負担

大きめ(支度〜会食で長時間)

費用感

撮影+会食

別日開催

流れ

撮影と食事会を別の日に

向く人

ゆったり進めたい

当日の負担

分散して軽い

費用感

撮影+会食(別手配)

挙式風つき

流れ

チャペル等で挙式風+食事会

向く人

けじめを重視

当日の負担

大きめ

費用感

挙式演出+撮影+会食

遠方の家族が集まりにくい場合は同日が効率的。体力や進行の余裕を取るなら別日が無理がありません。

同日開催は、遠方の家族が一度に集まれるため効率的ですが、支度から撮影、移動、食事会まで長時間になり負担が大きくなります。別日開催は1日あたりの負担が軽く、ゆったり進められます。挙式風つきは、チャペルなどで挙式の演出を加えてから食事会に移る形で、けじめを重視する人に向きます。

費用の目安

費用は人数と料理のグレードで決まります。10名規模で30万円前後が目安で、内訳の中心は料理代です。料理は1人あたり1〜2万円が相場で、コースのグレードを上げるほど上がります。会場費や飲み物代が別途かかる場合もあります。

引き出物は不要というのが通例です。式の披露宴とは違い、食事会では引き出物を用意しないケースが大半で、代わりにちょっとしたお土産(プチギフト)を渡すかどうかは任意です。招待する人数が少ない分、一人ひとりに目が届くもてなしを心がけると満足度が上がります。

招待と出欠確認の実務

食事会は人数が少ないため、招待状を紙で凝る必要はありません。LINEやWeb招待状で日時・場所・服装の案内を送れば十分です。ただし「いつまでに、誰に、何を伝えるか」を整理しておかないと、当日の人数や席次でばたつきます。

招待の手段は相手によって使い分けます。親や親しい身内にはLINEや口頭で十分ですが、人数が多い、あるいは住所・アレルギー・出欠を確実に集約したい場合は、Web招待状で一括管理すると抜け漏れが減ります。出欠の回答をその場で集計できるため、料理の数や席次の確定が早くなります。

服装の案内も招待時に添えると、当日の体裁が揃います。「平服でお越しください」だけだと解釈が割れるので、具体的に書くのがコツです。

出欠の取りまとめや席次、当日の連絡をひとつにまとめたい場合は、Web招待状サービスを使うと管理がラクになります。WedLinkでも招待状の送付から出欠の集計までまとめて行えます。

会費制かご祝儀制か

迷いやすいのが、会費制にするか、ご祝儀を受け取る形にするかです。判断の軸は「身内のあいだで不公平を作らないこと」です。

実際の相談例で反発を招きやすいのが、「両親は無料だが兄弟は会費を取る」といった非対称な設計です。同じ身内のあいだで負担に差があると、不満の火種になります。基本は「全員無料の身内会食にする」か「全員同条件の会費制にする」のどちらかに寄せるのが安全です。Yahoo!知恵袋でも、非対称な負担設計が身内のあいだでわだかまりになったという声が見られます。

会費制にする場合は、料理代の実費に見合った金額を設定し、当日の集金もスマートに済ませます。現金のやり取りを避けたい場合は、Web招待状と連動したキャッシュレスの集金を使うと、受付での手間が省けます。ご祝儀との二重取りを避けたい場合は、招待時に「お祝いはお気遣いなく」と一言添えておくと、相手も判断しやすくなります。ご祝儀の扱い方はご祝儀ガイドで詳しく解説しています。

60分の進行モデル

食事会の進行は、式の披露宴ほど作り込まなくて大丈夫です。ただし、流れの骨格は決めておくと当日が締まります。司会は身内の兄弟が務めるのが定番で、外部の司会者を立てるほどではありません。

  1. 開会・乾杯(〜5分)

    司会(兄弟など)が一言添えて乾杯。かしこまりすぎず、和やかに始めます。

  2. 歓談・食事(〜30分)

    コース料理を楽しみながら歓談。新郎新婦は各テーブルを回って一人ひとりに挨拶します。

  3. ケーキ入刀・写真撮影(〜10分)

    ケーキがあれば入刀のシーンを。当日の写真をその場で撮り、後で全員に共有します。

  4. 親族紹介(〜10分)

    両家の親族を紹介します。ここを飛ばすと「紹介がなかった」と後で言われがちなので省かないこと。

  5. 謝辞・閉会(〜5分)

    新郎新婦から感謝の言葉を述べて締めます。当日撮った写真の共有方法もここで伝えると親切です。

進行で見落とされがちなのが親族紹介です。少人数だからと省略すると、「両家の紹介がなかった」と後から言われることがあります。短くてよいので、両家の親族をお互いに紹介する時間を必ず入れてください。

当日の写真共有

食事会の当日は、撮影した家族写真や会食のスナップをその場で共有すると喜ばれます。フォトウェディングの納品データは一般的に2週間〜1ヶ月程度かかる場合が多いですが、スタジオによって異なります。会食中にスマホで撮った写真は当日のうちに配れます。

参加者みんなで撮った写真を1か所に集めて共有できる仕組みを使えば、後日一人ひとりに送る手間がなくなります。撮影データが納品されたら、家族カットだけをまとめて同じ場所で共有すると、参加できなかった親族にも届けられます。

よくある質問