和婚とは

和婚(わこん)とは、神前式・仏前式・人前式(和装)など、日本の伝統的なスタイルで行う結婚式の総称です。三つの様式は「誰に誓うか」で分けると整理しやすく、神に誓うのが神前式、仏さまと先祖に誓うのが仏前式、参列するゲストに誓うのが人前式(和装)です。

新婦は白無垢や色打掛、引き振袖、新郎は黒紋付羽織袴といった和装で臨みます。会場は神社や寺院のほか、神社の庭園やレストランなど、様式によって幅があります。白無垢や色打掛への憧れ、神社や庭園の景観を理由に和婚を選ぶ人が見られます。代表的な様式である神前式を軸に、それぞれの違いを見ていきましょう。

和婚の3つの様式を「誰に誓うか」で比較

和婚の様式は、記事によって分類の切り口がばらつきがちです。ここでは「誰に誓うか」という一点で神前式・仏前式・人前式(和装)を整理します。この軸で見ると、自分たちに合う和婚が選びやすくなります。

和婚の3つの様式(誰に誓うか)

項目

神前式

仏前式

人前式(和装)

誰に誓うか

祀られている神

仏さま・先祖

参列するゲスト

主な会場

神社・式場内の神殿

菩提寺などの寺院

神社の庭園・レストランなど

式次第

決まった作法にそって進む

仏教の作法にそって進む

形式を自由に決められる

考え方の背景

神に二人の結婚を報告する

因縁への感謝と来世までの縁を誓う

ゲストに証人になってもらう

仏前式は、二人が出会えたのは先祖のお計らいという仏教の「因縁」の考えに基づきます。

人前式については人前式でさらに詳しく解説しています。

和装の種類と意味

和婚の楽しみのひとつが和装です。新婦の衣装には、それぞれ由来と意味があります。

  1. 白無垢(しろむく)

    打掛から小物まですべて白で統一した伝統的な婚礼衣装。白には穢れを払う、嫁ぎ先の色に染まる、生まれ変わるといった意味が込められています。

  2. 色打掛(いろうちかけ)

    色地に金銀の箔や刺繍を施した華やかな衣装。室町時代の武家女性の婚礼衣装が起源とされます。

  3. 引き振袖(ひきふりそで)

    帯結びや小物でおしゃれを楽しめ、脚長効果もある衣装。黒引き振袖は昭和初期の一般的な花嫁衣装で、他の誰の色にも染まらない格調高い装いとされます。

  4. 新郎の衣装

    黒紋付羽織袴が正式です。

和装で写真を残したい場合は和装フォトウェディングもあわせてご覧ください。

親族の和装マナー

和婚では、親族の服装にも和装のルールがあります。母親は五つ紋付きの黒留袖、父親は新郎と同格の黒紋付羽織袴が基本です。既婚の女性親族は黒留袖・色留袖・訪問着、未婚の女性親族は振袖・訪問着を選びます。

会場タイプと和婚が選ばれる理由

会場は様式によって選択肢が変わります。神前式なら神社や式場内の神殿、仏前式なら菩提寺などの寺院、人前式(和装)なら神社の庭園やレストランなど、形式に合わせて幅広く選べます。神社で挙げる場合の申し込みは神社 結婚式で解説しています。

子どもの頃からの憧れや、ドレスとは違う和装への思いから神前式を選んだという声は多く聞かれます。年配のゲストに好まれる点や、神社・庭園の景観も和婚が選ばれる理由です。

和婚でよくある質問

出典

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