まず結論:上司から部下へは3〜5万円、40代・50代は立場で判断

部下の結婚式に上司として包むご祝儀は、3〜5万円が相場です。結婚スタイルマガジントレンド調査2024では平均35,385円で、3万円が約5割、5万円が約3割を占めます。通常の出席なら3万円でも失礼ではなく、40代・50代で年齢や役職に大きな開きがある場合は5万円、主賓として招かれた場合は5〜10万円が判断の目安です。

同僚や後輩へは友人と同じ3万円、部下から上司・先輩へも3万円が基本です。4万円は偶数かつ「死」を連想させるため避けます。職場のご祝儀では「周囲との横並び」も重視されるため、同じ部署の同僚同士、同じ役職の上司同士で金額帯をそろえると安心です。特に複数の部下へ包むときは、過去に包んだ額を基準にして人による差をつけないことが大切です。

立場・年代別・職場のご祝儀相場

「誰に、自分がどの立場で包むか」で金額は変わります。下の表で自分の状況に近いところを確認してください。

職場の結婚式に包むご祝儀の目安(1人で出席する場合)

項目

相場の目安

考え方・ポイント

同僚・同期へ

3万円

友人と同じ基準。部署でまとめる慣習があれば確認

後輩・部下へ(自分が40代)

3〜5万円

平均35,385円。3万円が約5割、5万円が約3割

後輩・部下へ(自分が50代・役職者)

5万円

年代・役職が上がるほど5万円が一般的

上司・先輩へ(自分が部下)

3万円

目上に多すぎると気をつかわせるため3万円が無難

主賓として部下の式へ

5〜10万円

挨拶や乾杯を任される立場なら多めに包む

夫婦で部下の式へ出席

5〜10万円

一人分の倍を基準に、5万円や7万円などへ整える

平均額と割合は結婚スタイルマガジントレンド調査2024。地域や社内の慣習で変動します。

注意したいのは、部下から上司へ包む場合に「多ければよい」わけではない点です。目上の相手に5万円以上を包むと、かえって相手が恐縮したりお返しに気をつかったりするため、立場が下なら3万円にとどめるのが無難です。逆に上司として部下に包む場合は、年齢・役職差や招かれ方に応じて5万円以上を選ぶと収まりがよくなります。

部下へ3万円・5万円・10万円を包む判断基準

上司から部下へ包む額は、「自分と部下の立場差」と「招かれ方」で決めます。次のような場合は5万円以上を選ぶと収まりがよくなります。

  1. 通常の出席なら3万円

    直属の上司として通常出席する場合、3万円でも失礼にはあたりません。調査でも3万円が約5割と最多です。社内に一律ルールがある場合は、その金額を優先します。

  2. 年齢・役職に大きな開きがあれば5万円

    自分が部長・役員クラスで、部下との年齢差や役職差が大きい場合は5万円が目安です。40代・50代でも、年齢だけでなく役職と社内慣習を合わせて判断します。

  3. 主賓・乾杯の挨拶を頼まれたら5〜10万円

    主賓として招かれ、挨拶や乾杯を任される場合はゲストのなかでも立場が上がります。招かれ方にふさわしい金額として5〜10万円を検討します。

  4. 特に世話になっている部下でも公平性を優先

    一緒に大きな仕事をやり遂げた部下へ5万円を選ぶことはできますが、他の部下と極端な差をつけないことが大切です。明確な理由がなければ過去の基準にそろえます。

複数の部下には公平な基準を決める

同じ職場で複数の部下が結婚するなか、人によって金額が違うと、後から「あの人には5万円、自分には3万円だった」と分かったときに気まずくなることがあります。最初の部下に3万円を包んだなら、その後の部下にも原則3万円で統一し、年齢・役職差や主賓などの明確な理由がある場合だけ調整するのが無難です。

社内に「部下の結婚式には一律3万円」といった取り決めがある場合は、それに従います。独自に高い金額を包むと同じ立場の上司同士で足並みが乱れるため、総務や先輩上司に確認しておくと安心です。また、部長と課長が同じ部下の式へ出席する場合などは、自分より上の役職者より高く包まないよう、事前に金額帯をそろえます。

夫婦出席・欠席・式なし・会費制の場合

部下の結婚式に招かれたケース別のご祝儀目安

項目

金額の目安

考え方

夫婦そろって出席

5〜10万円

一人分の倍を基準に、5万円や7万円などへ整える

返信段階で欠席を伝えた

1万円程度

お祝いの気持ちとして贈る

出席と返信した後に欠席

出席予定額を満額

料理・引出物がキャンセルできない可能性を考慮

式を挙げない部下

1万円程度

もてなし代がかからない分、気持ち分に絞る

会費制の式・二次会

案内された会費

原則として別途ご祝儀は不要

2026年7月時点。地域・関係性・社内の慣習で変動します。

会費制の式で上司として気持ちを示したい場合は、会費とは別に小さなプレゼントを添える方法もあります。式を挙げない相手への詳しい考え方は式なしの結婚祝いの相場、夫婦連名と中袋の書き方は夫婦で結婚式に参列するときのご祝儀で解説しています。

会社の有志でまとめて包むとき

職場では、複数人で一つのご祝儀にまとめる「連名」もよく使われます。次の点を押さえておくと公平に進められます。

  1. 一人あたりの金額をそろえる

    有志でまとめる場合は、参加者の一人あたりの金額を同額にそろえるのが基本です。3千円・5千円など切りのよい額で集め、合計を縁起のよい金額に整えます。

  2. 3名までは表書きに全員、4名以上は「一同」

    ご祝儀袋の表書きは、3名までなら全員の氏名を並べて書きます。4名以上になる場合は「〇〇部一同」などとまとめ、別紙に全員の氏名と金額を書いて中袋に入れます。

  3. 集金と渡し方は幹事を決めておく

    誰が集金し、誰が当日渡すかを事前に決めておくとスムーズです。現金の集金が手間な場合は、オンラインで集めて一括で渡す方法もあります。

関係性全体の相場や金額マナーはご祝儀の相場ガイド、友人として包む場合は友人の結婚式ご祝儀もあわせてご覧ください。

よくある質問

集金や新札の準備を省きたいときは

職場のご祝儀は、有志での集金や新札の用意に手間がかかります。近年は招待状の出欠回答とあわせて、ご祝儀を事前にオンラインで渡せる仕組みも広がっています。現金を集める手間や新札を準備する必要がなく、当日に祝儀袋を持ち歩く負担もありません。

WedLinkではクレジットカード・Apple Pay・Google Pay・コンビニ払い・銀行振込に対応しています。手数料は銀行振込3%、カード・コンビニ5%でゲスト負担となり、主催者は設定したご祝儀額を満額受け取れます。渡し方はオンラインご祝儀の始め方で解説しています。

出典

  1. [1]