まず結論:部下へは3〜5万円が相場、複数の部下には公平に

部下の結婚式に上司として包むご祝儀は、3〜5万円が相場です。実際の調査では、部下の式に出した平均は35,385円。3万円が約5割、5万円が約3割を占めており、自分が目上の立場として「友人相場の3万円より少し上乗せする」のが基本の考え方になります。年齢や役職に大きな開きがあれば5万円、主賓として招かれた場合は5〜10万円が目安です。

部下へのご祝儀で最も気をつけたいのは「複数の部下への公平性」です。同じ職場で複数の部下が結婚するなかで、人によって金額が違うと後から気まずくなることがあります。一度基準を決めたら、その後の部下にも同じ基準で包むのが無難です。あわせて、社内に一律のルールがある場合はそれに従い、自分より上の役職者より高く包まないという配慮も大切です。

以下では、相場のデータから多めに包むべきケース、複数の部下への公平な考え方、社内ルールと上役への配慮、夫婦出席や欠席時の対応まで順番に見ていきます。部下から上司へ包む逆方向の相場は上司・同僚のご祝儀で、関係性全体の相場はご祝儀の相場ガイドで解説しています。

部下へのご祝儀相場(平均35,385円)

まず金額の目安を確認します。下の表は、上司として部下に包む場合の相場帯です。

部下の結婚式に上司として包むご祝儀の目安(1人で出席)

相場の目安

直属の上司として

3〜5万円

年齢・役職に開きがある

5万円

主賓として招かれた

5〜10万円

夫婦そろって出席

5〜10万円

考え方・ポイント

直属の上司として

平均35,385円。3万円が約5割、5万円が約3割

年齢・役職に開きがある

自分が年上・役職が上なら少し多めに

主賓として招かれた

主賓は立場が上がるため多めに包む

夫婦そろって出席

一人分の倍を基準にキリのよい奇数へ整える

2026年6月時点。NIWAKA結婚スタイルマガジンのトレンド調査(2024年)などをもとに作成。地域や社内の慣習で変動します。

平均が3.5万円ほどになるのは、3万円と5万円が大半を占めるためです。「友人相場の3万円でも失礼ではないが、上司として少し上乗せするなら5万円」という幅で考えると、自分の状況に合わせて選びやすくなります。

多めに包むケース(年齢・役職差・主賓)

3万円か5万円かで迷ったとき、判断材料になるのが「自分と部下の立場差」と「招かれ方」です。次のような場合は、5万円以上を選ぶと収まりがよくなります。

  1. 年齢・役職に大きな開きがある

    自分が部長・役員クラスで、部下とのあいだに年齢や役職の差が大きい場合は、3万円では少なく見えることがあります。立場相応の5万円を選ぶと、上司としての気持ちが伝わりやすくなります。

  2. 主賓・乾杯の挨拶を頼まれた

    主賓として招かれ、挨拶や乾杯を任される場合は、ゲストのなかでも立場が上がります。5〜10万円と多めに包むのが一般的です。挨拶の準備とあわせて、金額も立場にふさわしい額に整えましょう。

  3. 日頃から特に世話になっている部下

    一緒に大きな仕事をやり遂げたなど、関係が特に深い部下であれば、5万円を選ぶ人もいます。ただし他の部下との公平性とのバランスを意識し、極端に差をつけないよう注意します。

複数の部下への公平性(ここが核)

部下へのご祝儀でいちばん神経を使うのが、複数の部下への金額の統一です。同じ部署で何人も結婚するなかで、人によって金額がばらつくと「あの人には5万、自分には3万だった」と後で知られたときに気まずくなります。

基準は「過去に出した部下の式の金額」です。最初の部下に3万円を包んだなら、その後の部下にも原則3万円で統一します。年齢・役職差や主賓などの明確な理由がある場合を除き、特定の部下だけ金額を上げるのは避けるのが無難です。同期入社の部下が立て続けに結婚するようなケースでは、特に横並びを意識しておくと安心です。

社内ルール・上役への配慮

職場のご祝儀には、金額以外にも押さえておきたい配慮があります。社内の慣習と、自分より上の立場の人との関係です。

まず、会社や部署に「部下の結婚式には一律3万円」といった取り決めがある場合は、それに従うのが基本です。独自に高い金額を包むと、同じ立場の上司同士で足並みが乱れ、かえって角が立つことがあります。総務や先輩上司にさりげなく確認しておくと安心です。

次に、自分より上の役職者より高く包まないという配慮も大切です。たとえば部長と課長が同じ部下の式に出る場合、課長の自分が部長より多く包むと、立場の上下が逆転して見えてしまいます。上司同士で出席する場合は、事前にそれとなく金額帯をそろえておくと無難です。職場の連名やまとめ方の考え方は上司・同僚のご祝儀もあわせてご覧ください。

夫婦で出席・欠席・式なしの場合

最後に、出席のしかたや欠席のケース別の対応をまとめます。

部下の式に出席するケース別のご祝儀の目安

金額の目安

夫婦そろって出席

5〜10万円

返信段階で欠席を伝えた

1万円程度

出席と返信した後に欠席

出席予定額を満額

式を挙げない部下

1万円程度

考え方

夫婦そろって出席

一人分の倍を基準に、5万円や7万円などキリのよい奇数へ

返信段階で欠席を伝えた

出席額の1/3程度。お祝いの気持ちとして

出席と返信した後に欠席

料理・引出物がキャンセルできず負担になるため

式を挙げない部下

もてなし代がかからない分、気持ち分に絞る

2026年6月時点。地域・関係性・社内の慣習で変動します。

夫婦で出席する場合は、一人分の倍を基準にしつつ、割り切れる偶数を避けて5万円や7万円などのキリのよい奇数に整えます。式を挙げない部下へのお祝いは、もてなし代がかからない分、現金1万円程度や同程度の品物が目安です。式なしの相手への詳しい考え方は結婚祝いの相場でまとめています。

よくある質問

集金や新札の準備を省きたいときは

複数の部下が続けて結婚する立場では、そのつど新札を用意し、当日の受付で渡す段取りが重なります。近年は招待状の出欠回答と同じ画面で、ご祝儀を事前にオンラインで渡せる仕組みも広がっています。金額を入力して決済すれば新札を準備する必要がなく、当日に祝儀袋を持ち歩く負担もありません。参列者はアプリ不要でブラウザから回答・決済でき、支払い手段はクレジットカード・Apple Pay・Google Pay・コンビニ払い・銀行振込の5種類。手数料は一律3.05%でゲスト負担、新郎新婦の出金は無料です。渡し方はオンラインご祝儀の始め方で解説しています。

まとめ

部下の結婚式に上司として包むご祝儀は、3〜5万円が相場です。平均は35,385円で、3万円が約5割・5万円が約3割。年齢や役職に開きがあれば5万円、主賓に招かれたら5〜10万円が目安になります。多めに包むかどうかは「自分と部下の立場差」と「招かれ方」で判断するとよいでしょう。

最も気をつけたいのは複数の部下への公平性で、過去に出した部下の式の金額を基準に統一するのが無難です。社内に一律ルールがあれば従い、自分より上の役職者より高く包まない配慮も忘れずに。夫婦出席は一人分の倍を奇数に整え、欠席は返信段階なら1万円程度・直前なら満額、式なしの部下へは1万円程度が目安です。

出典

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