結論|病院を予約する前に、TOKYOプレコンに申し込む

男女ペアでブライダルチェックを受けるつもりなら、病院を予約する前に確認してほしい制度があります。東京都のTOKYOプレコンです。都のオンライン講座(TOKYOプレコンゼミ)を受けてから対象の病院で検査を受けると、検査費用が女性上限3万円+男性上限3万円、2人あわせて最大6万円戻ってきます。結婚していなくても、東京都内に住民票がある18〜39歳なら男女それぞれが対象です。

ここで大事なのが順番です。講座を受ける前に受けた検査は、1円も助成されません。「よさそうな病院を見つけて2人で予約」から始めると、最大6万円を丸ごと逃します。

この記事でわかることは次の3つです。

  • 2人で最大6万円をもらうまでの9ステップと、それぞれのステップで開くURL
  • 2人同日に受けられる病院と、病院ごとに違う予約ルールの比較
  • 男女それぞれの検査項目の組み方

都内在住の夫婦が2026年8月末に実際にこの制度を使い、ゼミの申込みから病院選びまで進めた過程をもとにしています。進めながら誤解した点・調べ直した点も先にまとめたので、同じ回り道をせずに進めます。

最初に押さえるTOKYOプレコンの基本

項目内容
戻ってくる金額女性上限3万円+男性上限3万円(2人で最大6万円)
対象になる人検査で初めて受診する日に18歳以上40歳未満で、東京都内に住民票がある人(ゼミ受講日から申請日まで)
結婚しているか問われない(夫婦でもカップルでも、男女それぞれが対象)
必ずやることTOKYOプレコンゼミ(平日夜のオンライン講座・約2時間)の受講
検査できる場所東京都に登録された医療機関のみ(ここで受けた検査だけが助成対象)
いつまでに年度内に検査と結果説明まで完了(2026年度は2027年3月31日まで)

ゼミは月に複数回開催されており、申込みはWebフォームから、受付は締切日の23時59分までです。申込み後、開催前日までに受講決定または対象外の連絡がメールで届きます。

申込みから振込までの9ステップ

やることは全部で9つ。前半はゼミまわり、後半は検査と申請です。それぞれのステップで開くページも一緒に載せておくので、迷ったらここに戻ってきてください。

TOKYOプレコンを使ったブライダルチェックの流れ

  1. TOKYOプレコンゼミに2人それぞれ申し込む

    公式サイトの申込みフォームから。助成は男女それぞれに出るので、申込みも1人ずつ行います。受付は各回の締切日23時59分までです。

    TOKYOプレコンゼミの日程確認・申込みページを開く
  2. 受講決定メールを確認する

    開催前日までに受講決定または対象外の連絡が届きます。メールが受信できる設定にしておきます。

  3. 2人でオンライン受講する

    平日夜の約2時間、Zoomでの受講です。妊娠・出産に関わる検査の意味を専門家が解説してくれます。

  4. 病院を選んで予約する

    東京都に登録された医療機関から選びます。予約を入れられるタイミングは病院ごとにルールが違うので、このあとの比較表を確認してください。

    登録医療機関の一覧(東京都公式)を開く
  5. 検査を受ける(必ず受講後に)

    費用はいったん全額自分たちで支払います。領収書など病院から受け取った書類は、2人ぶんを分けてすべて保管しておきます。

  6. 結果の説明と相談を受ける

    検査を受けただけでは助成の条件を満たしません。検査結果をふまえた医師などからの助言・相談まで受けて、病院でやることはここまでです。結果がそろうまで1〜2週間かかる病院もあります。

  7. 東京都のWebアンケートに回答する

    病院でもらう紙ではなく、東京都のオンラインフォームです。回答が助成申請の条件になっています。2人それぞれ回答します。

    アンケート・助成申請の入口(東京都公式)を開く
  8. 助成金を電子申請する

    アンケートと同じ東京都公式ページから電子申請へ進みます。自分名義の振込先口座を登録するのはこの段階です。2人それぞれ申請します。

    アンケート・助成申請の入口(東京都公式)を開く
  9. 審査後、助成金が振り込まれる

    女性上限3万円、男性上限3万円が、それぞれの口座に振り込まれます。

実際に進めて誤解した5つのポイント

制度の説明を読んだだけでは気づきにくく、実際に進める中で「そうだったのか」となった点です。同じ誤解をしやすいはずなので、先にまとめて解消しておきます。

誤解しやすいこと実際
ゼミに申し込んだ=助成を申請したゼミ申込みはあくまで受講の申込み。助成金の申請は、検査と結果説明がすべて終わったあとのいちばん最後のステップ
検査の予約はゼミ受講後にしかできない東京都の条件は「検査を受講後に受けること」で、予約の時期までは縛っていない。ただし病院側が予約自体を受講後に限定している場合がある
検査を受ければ助成される検査だけでは条件を満たさない。検査結果をふまえた助言・相談まで受けて完了
アンケートは病院でもらう東京都のWebフォームで回答する。病院から案内が来るのを待つ必要はない
口座はアンケートで入力する振込先口座の登録は、アンケートのあとの電子申請で行う。申請は男女それぞれ1件ずつ

特に2つめは要注意です。「受講前でも予約は入れられるだろう」と思って調べると、病院によって扱いが分かれていました。次の章で整理します。

病院選び|予約ルールは病院ごとに違う

登録医療機関の中から、男女ペアでの受け方に特徴のある3院を比較します。いずれも東京都の登録医療機関です。

男女ペアで受ける場合の登録医療機関の例

項目

にしたんARTクリニック

国立成育医療研究センター

東京ARTクリニック

予約できるタイミング

ゼミ受講後のみ。未受講での予約・検査は助成対象外と明記

ゼミ受講後に専用フォームから申込み、届いたメールのURLから予約

受講前予約の可否は公式サイトに明記なし。予約前に要確認

男女ペアの受け方

都内5院(渋谷・新宿・東京丸の内本院・品川・日本橋)が登録医療機関

男女それぞれ専用プランあり。受けられる曜日が決まっている

パートナーと同日受診でき、結果説明も2人同時に受けられる

特徴

精液一般検査に加えて、精子DNA断片化検査などの精密検査も選択できる

紹介状不要。基本検査に選択検査を組み合わせる方式

結果がそろうまで通常1〜2週間

出典: https://nishitan-art.jp/price/precon-seminar/出典: https://www.ncchd.go.jp/hospital/about/section/preconception/tokyoprecon.html出典: https://tokyoart-clinic.com/bridal_check.html

2026年8月時点の各院公式サイトの案内に基づく。予約ルール・検査内容は変わることがあるため、予約前に必ず各院の最新案内を確認してください。

迷ったら、確実なのは「ゼミが終わってから予約する」進め方です。受講前に予約だけ入れたい場合は、その病院が受講前の予約を認めているかを電話やWebで確認してからにします。

検査項目はどう組む?

助成の対象になる検査は幅広く、性感染症の確認が中心の「安いブライダルチェック」よりも踏み込んだ項目まで含まれています。

基本の検査助成対象に含まれる主な追加検査
女性尿検査・血液検査・麻しん抗体検査AMH検査(卵巣に残る卵子の数の目安)、甲状腺検査、経腟超音波検査、肝炎・性感染症検査など
男性尿検査・血液検査・麻しん抗体検査精液検査、肝炎・性感染症検査など

どの検査を受けるかは、目的(結婚を機にした健康確認か、妊娠に向けた現状把握か)によって変わります。最終的には受診先の医師と相談して決めてください。

東京都以外に住んでいる場合

TOKYOプレコンは東京都民向けの制度ですが、プレコンセプションケア(妊娠前からの健康管理)への助成は他の自治体にも広がっています。「お住まいの自治体名+プレコンセプションケア 助成」「自治体名+ブライダルチェック 助成」で検索すると、対象の制度が見つかることがあります。

男女ペアでの受診そのものは制度と関係なく全国のクリニックで可能なので、助成がない地域でも「2人で同日に受けられるか」「結果説明を2人で聞けるか」を軸に探すと選びやすくなります。

検査と並行して、結婚準備も前に進める

ブライダルチェックは、入籍や結婚式の準備と同じ時期に動くタスクです。結果がそろうまでの1〜2週間は、結婚までにやること一覧の整理や入籍日の決め方など、並行して進められることに充てられます。

よくある質問

ブライダルチェック男女ペアと助成のFAQ

結婚していなくても助成の対象になりますか?
TOKYOプレコンの対象の条件は、検査で初めて受診する日に18歳以上40歳未満であることと、東京都内に住民票があることで、結婚しているかどうかは条件に入っていません。カップルでも男女それぞれが対象です。
ブライダルチェックとプレコンセプションケアは何が違うのですか?
プレコンセプションケアは妊娠前からの健康管理全般を指す言葉で、ブライダルチェックは結婚を機に受ける健康・妊娠関連検査の通称です。TOKYOプレコンの助成対象検査は、ブライダルチェックで受けたい項目と大きく重なるため、都内在住ならこの制度を軸に考えるのがおすすめです。
助成はいくら戻ってきますか?
女性上限3万円、男性上限3万円で、上限までは実際にかかった検査費用が対象です。2人そろって使えば最大6万円になります。検査費用はいったん病院で全額支払い、申請後に振り込まれる流れです。
いつまでに検査を終えればいいですか?
年度内に検査と結果説明・相談まで完了している必要があります。2026年度分は2027年3月31日までです。結果がそろうまで1〜2週間かかる病院もあるため、年度末ぎりぎりの受診は避けたほうが安全です。
ゼミ受講前に病院を予約してもいいですか?
東京都の条件は「検査を受講後に受けること」なので、予約自体を禁止してはいません。ただし、にしたんARTクリニックのように未受講での予約を助成対象外と案内する病院や、国立成育医療研究センターのように予約フォーム自体が受講後から使える病院があります。予約前に受診先のルールを確認してください。

まとめ|順番さえ間違えなければ、2人で最大6万円もらえる

男女ペアのブライダルチェックは、東京都内に住民票がある18〜39歳なら「ゼミ受講→検査」の順番を守るだけで、男女それぞれ上限3万円の助成が使えます。やることは次の3つだけです。

  1. 病院を予約する前に、TOKYOプレコンゼミの日程を確認して2人それぞれ申し込む
  2. 検査は必ず受講後に受け、結果の説明・相談までがワンセットと覚えておく
  3. 終わったらWebアンケート→電子申請を2人それぞれ行い、領収書は2人ぶん保管しておく

結婚が決まった時期の段取り全体は結婚までにやること一覧で、式に向けた体づくりは花嫁美容の逆算スケジュールで整理できます。

出典

  1. [1]

  2. [2]

    TOKYOプレコンゼミ 公式サイト

    東京都 / 取得日: 2026-08-31

  3. [3]

    TOKYOプレコンゼミ受講者向け検査のご案内

    にしたんARTクリニック / 取得日: 2026-08-31

  4. [4]

    TOKYOプレコンゼミ受講者向けプラン

    国立成育医療研究センター / 取得日: 2026-08-31

  5. [5]

    ブライダルチェック・プレコンセプションケア外来

    東京ARTクリニック / 取得日: 2026-08-31