赤口とは|意味と由来、吉とされる時間帯

赤口(しゃっこう、しゃっくとも読む)は、六曜のひとつで別名を「赤舌日(しゃくぜつにち)」といいます。陰陽道の赤舌神に由来し、「赤」という字から火や血を連想して、火事や刃物によるけがに注意するべき厄日とされてきました。六曜のなかでは仏滅に次いで縁起が良くないとされる日です。

ただし赤口は終日が凶とされるわけではありません。午の刻にあたる11時から13時のあいだだけは吉とされ、この2時間は慶事に使えると考えられています。六曜そのものに科学的・宗教的な根拠はなく、赤口も暦注のひとつにすぎません。とはいえ気にする人が一定数いるため、意味と吉の時間帯を知っておくと、日取りや時間帯を決めるときに役立ちます。

赤口に結婚式・入籍はしてはいけない?

「赤口に結婚式や入籍をしてもいいのか」という不安はよく聞かれますが、結論として法的・実務的な問題はありません。婚姻届の受理は六曜と無関係で、赤口に提出しても手続き上の不利は一切ありません。多くの役所は24時間365日届出を受け付けています。

結婚式についても、赤口を選ぶカップルは実際にいます。大手結婚情報誌の調査(2024年・首都圏)によると、挙式日に赤口を選んだ人は8.5%でした。大安の人気にはおよびませんが、決して珍しい選択ではありません。赤口は人気が集中しにくいぶん、会場を押さえやすかったり費用面で狙い目になったりすることもあります。六曜全体の位置づけを整理したい場合は結婚式の六曜ガイドもあわせてご覧ください。

赤口が凶とされる背景にある「火や刃物に注意」という言い伝えも、もとは暦注の連想にすぎず、現代の結婚式や役所での手続きに具体的な支障が出るわけではありません。式場の公式コラムでも「赤口に入籍・結婚式をしても問題ない」と案内されることが多く、避けなければならない日というより、気にする人のために時間帯を工夫する日、と捉えるのが実態に近い理解です。

「11〜13時だけ吉」を挙式・入籍に活かす時間術

赤口を選ぶなら、唯一の吉である11〜13時をどう使うかが鍵になります。挙式や披露宴のハイライト、あるいは婚姻届の提出を、この2時間に寄せるように逆算して組み立てるのがおすすめです。

赤口の吉時間(11〜13時)を活かす組み立て方

  1. 11〜13時にハイライトを置くと決める

    挙式の指輪交換や誓い、乾杯など、いちばん大切な瞬間を11〜13時のなかに収めることを起点に、当日の流れを逆算します。

  2. 挙式開始を11時台に設定する

    たとえば11時30分に挙式を始めれば、式の中心も、その後の乾杯も吉の時間帯に入りやすくなります。会場の枠と相談しながら開始時刻を選びます。

  3. 入籍は11〜13時に婚姻届を提出する

    入籍も赤口が気になるなら、婚姻届の提出そのものを11〜13時に行うと、気にする家族にも説明しやすくなります。

このように「吉の2時間に大事な場面を合わせる」という発想に切り替えると、赤口という日そのものにとらわれず前向きに準備を進められます。入籍日を単独で考えたい場合は入籍日の決め方、挙式日を含めた日取り全体の優先順位は結婚式の日取りの決め方で詳しく解説しています。

費用や予約で狙い目になる赤口の実利

赤口は人気が集中しにくいため、大安などの人気日に比べて会場の予約が取りやすい傾向があります。希望の日程や時間帯を確保しやすく、割引や特典が用意されていることもあり、費用を抑えたいカップルにとっては現実的な選択肢になります。とくに人気の高い土日や大安が埋まりやすい時期でも、赤口なら第一希望の会場や時間帯を選べることがあります。「吉の11〜13時に挙式のハイライトを合わせつつ、予約と費用では得をする」という組み立て方ができるのは、赤口ならではの強みです。

一方で、ゲストへの配慮も忘れないようにしたいところです。招待するゲストのなかに六曜を気にする人がいる場合もあるため、案内では日取りの縁起よりも「来てほしい気持ち」や当日の楽しみが伝わるようにすると安心です。招待状の文面や返信のやり取りは招待状の返信メッセージ例も参考になります。赤口を選ぶ最大の理由が費用や予約であっても、その判断は決して非常識ではありません。

気にする親への伝え方と最近の傾向

赤口を選ぶうえで、いちばん気がかりなのは家族の反応かもしれません。Q&Aサイトや口コミでも「赤口に入籍していいか」という相談は定番で、多くの回答は「11〜13時に出せば気にする人にも説明できる」「そもそも根拠はない」に落ち着いています。

親に伝えるときは、まず「赤口でも11〜13時は吉とされている」という事実を共有し、そのうえで挙式や提出をその時間帯に合わせる計画を示すと、納得を得やすくなります。近年は覚えやすい語呂や記念日を優先して、結果的に赤口を選ぶカップルも報告されています。日取りの縁起だけにとらわれず、二人にとって意味のある日を選ぶという考え方も広がっています。仏滅を含めた「凶とされる日」との付き合い方は仏滅の結婚式もあわせてご覧ください。

よくある質問

出典

  1. [1]

    ゼクシィ結婚トレンド調査2024(首都圏)

    リクルート ブライダル総研

  2. [2]