結論:50名プランで約500万円(自己負担は約325万円)

東京タワーを望める式場で、格式やホテルのグレードを重視する2人におすすめです。新郎新婦の2泊の宿泊と、31階のThe Jade Roomに価値を感じるなら、有力な候補になります。結婚式を始めてまだ1年ほどの会場なので、友人と式場が被りたくない2人にも向いています。

私たちは、WedLink編集部のメンバーとそのパートナーです。いま2人で結婚式場を探していて、2026年9月19日に東京エディション虎ノ門のブライダルフェア(プレミアムフェア)へ参加しました。

出してもらった見積もりは、ゲスト50名で4,997,300円(1人あたり99,946円)。シーズン特典の30万円引き(税抜き)が入った金額で、特典の入っていないもう1枚は5,327,300円でした。ご祝儀を1人3.5万円とすると、私たちの自己負担は約325万円です。

一方で、1年先まで土日の空きが月に2日ほどしかないことは、申し込む前に2人で納得しておきたい点です。

料金やプランは見学した2026年9月19日時点のもので、時期や人数によって変わります。

フェアの流れ:着席から見積もりまで約3時間

見学を決めたきっかけは、Instagramで流れてきた写真でした。おしゃれな雰囲気と、「エディション」という名前に惹かれて申し込みました。フェアは13時過ぎに始まり、見積もりを受け取るまで約3時間かかりました。

  1. Studioの席でウェルカムドリンク

    最初に通されたのは、披露宴会場のひとつでもある白い空間「Studio」。テーブルにはフェア用の装花が置かれ、窓際にはドレスとタキシードが飾られていました。

  2. 雑談をしながら希望を聞かれる

    挙式の時期や人数を話すなかで、予算感もさりげなく探られます。マリオット系列のブランド一覧を見せてもらいながら、EDITIONの位置づけの説明もありました。

  3. コース料理を試食

    前菜、肉料理、デザートの順に試食します。量は本番の半分ほどです。

  4. 館内を見学

    31階のThe Jade Room、ガーデンテラス、待合室、客室を案内してもらいました。

  5. Studioに戻って見積もり

    会場とシーズン特典の条件が違う2枚の見積もりをもらいました。

白いクロスのテーブルに、紫や白の花を生けた花瓶、キャンドル、EDITIONのロゴ入りの水のボトルが並ぶ。奥の窓際にはタキシードとウェディングドレスを着せたマネキンが飾られている

フェアはStudioのテーブル席から始まった

予算感は早い段階で聞かれたので、総額の上限は2人で決めてから行くと答えやすいです。

試食の肉料理は、おいしすぎて感動しました。結婚式でゲストがいちばんがっかりしやすいのは料理だと思うので、ここは大事なポイントでした。これなら料理で不満が出ることはないと感じています。

コースは1人23,000円と28,000円から選べます。23,000円のコースでも十分に感じたので、予算に余裕がある2人でなければ、こちらで良いと思いました。

試食の3皿を並べた写真。左から、白い球状の一品など3種が並ぶ前菜、アスパラガスと2色のソースを添えた赤身の肉料理、ショートケーキとフルーツタルトのデザート

試食の前菜・肉料理・デザート。量は本番の半分ほど

会場の印象:チャペルはなく、ホテルの空間でゲストをもてなす式

EDITIONは、良くも悪くも、もともとホテルとして設計された建物です。結婚式を受け始めてまだ1年ほどで、もとは結婚式を想定していなかったと聞きました。そのため、よくイメージするような独立したチャペルはありません。公式サイトによると、挙式はガーデンテラスか屋内のStudio Chapel、披露宴はThe Jade RoomかStudioで行います。ホテルでも、フロアを貸し切りにできると説明を受けました。

私たちの印象では、チャペルで誓う式というより、格式のあるホテルのThe Jade Roomでゲストをもてなす式です。人と被らない結婚式にしたい2人には刺さると思います。

フェアでは、EDITIONがニューヨークのナイトクラブ「Studio 54」の共同創業者イアン・シュレーガーと、マリオット・インターナショナルの構想から生まれたホテルだと教わりました。東京エディション虎ノ門のデザインには、建築家の隈研吾さんも関わっています。名前に惹かれて見学した私たちには、こうした背景も魅力のひとつでした。

両側に大きな鉢植えのヤシとランタンが並ぶ明るい通路。奥の窓際に数人の客がいる

会場へ向かう通路には、大きな鉢植えの植物が並ぶ(人物はぼかしています)

挙式はガーデンテラスでの人前式

ガーデンテラスでは、東京タワーを背にして人前式ができます(公式サイトではキリスト教式にも対応)。テラスは木や植物が多く、私たちは装花を足さなくても十分きれいだと感じました。人前式の背景に置く円形のアーチは、オプションで15〜20万円です。

ただ、雨の日はテラスで挙式ができず、その場合の返金もありません。屋内にはStudio Chapelがありますが、雨の日にどこへ切り替わるのかは、見学では確認しきれませんでした。テラスでの挙式を楽しみにするほど、天気は運任せになります。

ガーデンテラスに籐の椅子と木の丸テーブルが並び、プランターの木々の向こうに高層ビルが見える

挙式の舞台になるガーデンテラス。木や植物が多い

披露宴はThe Jade Room

31階のThe Jade Roomは、深い緑のソファ席と木の床のレストランです。見学したなかで、いちばん「ここにゲストを呼びたい」と思えた場所でした。部屋そのものの完成度が高いので、装花を足さなくても十分だと感じています。

深い緑色のソファ席と木のテーブルが並ぶ店内。壁には青と緑の絵が3枚掛かり、テーブルランプが灯っている

披露宴会場のThe Jade Room

館内のラウンジからも、窓越しに東京タワーが見えました。

天井まで届く窓の前に観葉植物が並び、窓の向こうに東京タワーが見えるラウンジ。手前には木のテーブルと椅子があり、客が座っている

館内のラウンジからも東京タワーが見える(人物はぼかしています)

屋内のStudio

フェアの受付と見積もりをしたStudioは、白いカーテンの大きな窓に囲まれた広い部屋で、披露宴会場のひとつでもあります。私たちには企業のイベント向けの印象で、雰囲気ではThe Jade Roomに惹かれました。

白いカーテンの大きな窓に囲まれた広い部屋に、白いクロスの丸テーブルが並ぶ。奥にはタキシードとドレスを着せたマネキンがあり、フェアの参加者が席についている

Studio。フェアの受付と見積もりはこの部屋だった(人物はぼかしています)

新郎新婦は前泊と後泊の2泊つき

パッケージには、新郎新婦のスーペリアスイート2泊(前泊・後泊)が含まれています。前日から泊まって準備ができて、式の翌日もゆっくり過ごせます。私たちが「ここにしたい」と思った理由のひとつが、この2泊でした。

ツインベッドが2台並ぶ客室。手前のベッドにはファーのブランケットが掛かり、壁には絵と読書灯がある

見学で案内された客室

館内の香りと動線

  • 館内全体に広がる香りも、ここにしたいと思った理由のひとつです。EDITIONにはLe Laboが手がけたオリジナルの香り「ブラックティー」があり、引出物(4,000円)にもブラックティーのアイテムを提案されました。見た目もとてもおしゃれでした。
  • 待合室もとてもいい香りでした。ただ、椅子は8席ほどで、残りのゲストは立って待つことになります。
  • 会場へ向かう途中で、アフタヌーンティーを楽しむ一般のお客さんの横を通ります。よく言えばたくさんの人に祝ってもらえて、悪く言えば見られる動線です。それでも、雰囲気はとても良かったです。
  • 東京メトロ日比谷線の神谷町駅(4A・4B出口)に直結しているので、雨の日もゲストを濡らさずに迎えられます。
酒瓶が並ぶ棚を囲むバーカウンターに客が座り、横を人が歩いている。大きな窓の外には都心のビルが見える

会場へ向かう途中に通るバーカウンター。見学中も一般のお客さんでにぎわっていた(人物はぼかしています)

見積もりの内訳:50名プランで4,997,300円

見積もりは2枚もらいました。会場欄が「The Jade Room」の1枚目は、シーズン特典の30万円引き(税抜き)が入って4,997,300円。会場欄が「Studio 挙式」の2枚目は特典が入らず、5,327,300円(1人あたり106,546円)でした。差額の33万円は、特典の30万円に消費税を足した額と同じです。

見積もりは50名のパッケージプランがもとになっていて、パッケージを使うほうが安くなると説明を受けました。以下は1枚目の内訳です(ゲスト50名)。

区分内容金額
パッケージ料理(23,000円のコース)、ウエディングケーキ(白の3段)、飲み物(スパークリング・ビール・白ワイン・赤ワイン・ソフトドリンク)、披露宴会場費、挙式料、控室、新郎新婦のスーペリアスイート2泊2,783,000円
衣装・美容・写真のパッケージ提携ドレスショップ(FOUR SIS & CO.)のウェディングドレス30万円分、カラードレス30万円分、タキシード10万円分、新婦のメイク・着付け25万円相当、ブーケ・ブートニア5万円相当、フォトアルバム(20ページとデータ500カット以上)23万円相当1,100,000円
挙式の演出牧師または司会、聖歌隊(ソプラノ・アルト)125,000円
司会者披露宴の司会100,000円
キャプテン披露宴のサービスを取り仕切る責任者80,000円
設備費BGM、The Jade Roomの映像設備(プロジェクター・スクリーン)300,000円
介添え新婦に付き添うアテンド30,000円
装花メイン装花80,000円、ゲストテーブル8,000円×13卓、ケーキテーブル10,000円194,000円
映像エンドロール(お色直しの入場までを収録)230,000円
引出物引出物・引菓子4,000円×35、引出物バッグ400円×35154,000円
特典シーズン特典−300,000円
合計サービス料15%・消費税10%込み4,997,300円

表の金額は見積書の表示額で、合計はサービス料と消費税を計算した支払予定額です。表の金額を単純に足しても合計とは一致しないので、どの項目にサービス料がかかるかは見積もりの場で確認しておくと、人数や内容を変えたときの増え方を読みやすくなります。

衣装・美容・写真のパッケージは、中身を足すと123万円相当のものが110万円でした。ドレスを2着着るなら、単品で選ぶより割安です。

私たちの自己負担は約325万円

ご祝儀を1人3.5万円とすると、50名で175万円です。見積もりの4,997,300円から引くと、私たちの自己負担は約325万円になります(親からの援助は含めていません)。総額からご祝儀を引く考え方は、結婚式の費用と自己負担の記事で詳しくまとめています。

見積もりから増えそうな項目・削れそうな項目

項目見積もりでの扱い増減の見込みと私たちの感想
ゲストテーブルの花8,000円×13卓花は3輪ほどで、正直しょぼい。ただThe Jade Roomなら部屋の完成度が高く、足さなくていいと感じた
高砂の花メイン装花80,000円高砂の装花は1卓4万円と説明を受けた
人前式の円形アーチ含まれない15〜20万円のオプション
料理23,000円のコース28,000円のコースにすると、50名で表示額25万円の差。23,000円で十分だと感じた
招待状・席次表・ネームカード0件で未計上招待状500円/部(21部から)、席次表800円/部、ネームカード350円/枚
エンドロール230,000円削れそうだと感じた
お色直しカラードレス30万円分はパッケージに含まれる削れそうだと感じたが、やめても見積もりが下がるかは確認が必要

招待状・席次表・ネームカードは、見積もりの時点では0件でした。紙で用意すると、招待状を引出物と同じ35部、席次表とネームカードを50名分つくる場合で、表示額75,000円が加わります。招待状をWeb招待状にすれば、この印刷代と郵送の手間はかかりません。

支払い・キャンセル・日程の条件

項目見学時に聞いた内容
申込金20万円
キャンセル挙式の半年前までは申込金の20万円のみで、ほかのキャンセル料はかからない。半年を切ると、日数に応じてキャンセル料がかかる
支払い挙式の5営業日前にカードで支払える
ポイント系列のMarriott Bonvoyのポイントはつかないと説明された
打ち合わせ挙式の4か月前から
挙式の時間10:30開始か11:30開始。どちらも料金は同じ
BGM会場がすべて用意する。ISUM(市販の曲を使うときの著作権手続きの窓口)への申請は不要
空き状況2026年9月19日の時点で、2027年7月・8月の土日はそれぞれ2日だけ

半年を切ってからの料率は見学時に聞けていませんが、一般的な規定では、挙式が近づくほどキャンセル料が上がり、前日で見積もり金額の45〜80%、当日は100%かかります。東京エディション虎ノ門の実際の料率は、契約前に規約で確かめておくと安心です。時期別の相場は結婚式のキャンセル料の記事でまとめています。

支払いを挙式の5営業日前まで待てて、カードで払えるのは助かります。ただ、マリオット系列なのにBonvoyのポイントがつかないと説明されたのは、正直デメリットに感じました。マリオットの公式サイトでは婚礼もBonvoy Eventsのポイント付与の対象として案内されているので、ポイントを当てにするなら契約前に確かめておくと安心です。

日取りでは、費用を抑えるために仏滅の土曜日を狙いたかったのですが、土曜日と仏滅が重なる日はそもそも多くありません。2027年でいえば、1月30日・3月6日・4月3日の3日だけで、7月と8月には1日もありません(日曜日の仏滅は8月1日と8月29日)。ほかの式場の日程を見ていても同じでした。仏滅の週末を狙うなら、カレンダーで候補日を先に洗い出しておくのがおすすめです。日取りの決め方は結婚式の日取りの記事でまとめています。

良かった点

  1. 新郎新婦の2泊の宿泊つき

    前泊・後泊のスーペリアスイートがパッケージに入っています。前日から準備ができて、式の翌日もゆっくり過ごせるのは、私たちにとって大きな魅力でした。

  2. 31階のThe Jade Room

    「ここにゲストを呼びたい」と思えた空間です。部屋の完成度が高いので、装花を足さなくても成立すると感じました。

  3. 東京タワーを背にしたテラスでの人前式

    植物が多く、飾り付けを足さなくても十分きれいでした。

  4. 感動するほどおいしい料理

    試食の肉料理は、ゲストに自信を持って出せる味でした。23,000円のコースでも十分です。

  5. 館内の香りとブランドの背景

    ロビーから会場まで同じいい香りが続きます。引出物にもEDITIONのブラックティーのアイテムを選べます。

  6. 人と被りにくい

    結婚式を始めてまだ1年ほどなので、友人と同じ式場になりにくいです。

  7. 準備の手間とゲストの移動が楽

    BGMは会場がすべて用意してくれて、ISUMへの申請も不要です。神谷町駅に直結していて、雨の日もゲストが濡れずに来られます。

正直マイナスに感じた点

  1. 雨の日はテラスで挙式できず、返金もない

    テラスでの人前式がこの会場の魅力なのに、雨なら使えず、返金もありません。天気は完全に運任せです。雨の日にどこで挙式するのかは、写真で見せてもらってから決めたいところです。

  2. 1年先まで土日の空きが月に2日ほど

    見学した9月19日の時点で、2027年7月・8月の土日の空きはそれぞれ2日だけでした。仏滅の土曜日は2027年の7〜8月に1日もなく、日程を選べる幅はかなり狭いと感じました。

  3. ゲストテーブルの花が標準だとしょぼい

    8,000円の装花は花が3輪ほどでした。標準の見本を写真で確認し、上げる前提で予算を組んでおくと、あとから増えて慌てずに済みます。ただ、The Jade Roomは部屋としての完成度が高いので、私たちは何も足さなくていいと思っています。

  4. 待合室の椅子が8席ほどしかない

    香りはとてもいいのに、残りのゲストは立って待つことになります。年配のゲストが多いなら、椅子を足せるか相談しておきたい点です。

  5. マリオット系列なのにBonvoyのポイントがつかない

    カードで払えるのに、Bonvoyのポイントはつかないと説明されました。約500万円の支払いでポイントがつかないのは、正直デメリットです。公式サイトでは婚礼も対象として案内されているので、契約前に確かめておくと安心です。

このほか、契約前に確認しておきたいことが2つあります。

  • 持ち込み料:品目ごとに違います。私たちのメモには「10万円」と「1点500円程度」の両方が残っていて、どれがいくらかは曖昧でした。持ち込む予定がある品目は、一覧でもらうのが確実です。
  • サービス料がかかる項目:見積もりの表示額を足しても合計と合わないため、どの項目にサービス料15%がかかるかを聞いておくと、人数や内容を変えたときの総額を計算しやすくなります。

ほかの式場でも使える質問は、式場見学・ブライダルフェアで聞くべき質問リストにまとめています。

まとめ

  • 50名プランの見積もりは約500万円(4,997,300円)で、ご祝儀を1人3.5万円で見込むと自己負担は約325万円
  • 東京タワーを望むテラスと31階のThe Jade Room、新郎新婦の2泊の宿泊つき。格式やホテルのグレードを重視する2人、人と被りたくない2人におすすめ
  • 1年先まで土日の空きが月に2日ほどで、雨の日はテラスで挙式できず返金もない。ここに2人で納得できるかが分かれ目

出典

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